후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうこうじゅうさんじかん
急行十三時間
甲賀 三郎
甲賀 三郎의 急行十三時間(きゅうこうじゅうさんじかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,724자 · 24화면
美しい青田の山城平野、それに続く摂津平野の向うに、くっきり播但の山脈が見えるようになると、野原に蒔き散らされた家の数がだんだん多くなる。新淀川にかけられた長い鉄橋を渡ると、もうあわただしい煤烟と油に汚れた都会の裏町が始まる。
午前八時半汽車は音もなく大大阪のステーションに滑込んだ。
探偵も老翁も遂に姿を現わさない。
私の前にいた頬骨の出た男は汽車がプラットホームの一角に来かかる時分から、窓の外に頭を出していたが、驚いた事には彼の姿を見て窓の下へ四五人の紳士風の人達と十人に余る白服の巡査が飛んで来た。彼が何か云うと、巡査はさっと二隊に別れて右と左に走った。ふと見ると改札口の方にも二三人の白服の巡査が立っていた。
さっぱり訳が分らなかったけれども、私は悄然として汽車を降りた。二三歩行きかけると肩を叩くものがある。振返ると友人のAがニコニコしながら立っていた。
「お早う、御苦労だったね」
「――」私は黙って友人の顔を見た。涙がにじみ出た。
「どうかしたのか君」友人は驚いて聞いた。
「許して呉れ給え、金は盗られた……」と云いかけると、向うの方から例の頬の痩けた男が二三人の人に囲まれながら歩いて来て、私に声をかけた。