일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいかくひはんのもんだい

性格批判の問題

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 性格批判の問題(せいかくひはんのもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,808자 · 16화면

아오조라 문고

てきても、一向に差支えはない、ただそれが生命のないロボットでさえなければ。

*

作品を読んでゆくうちに、種々の人物性格に出逢うほど嬉しいことはない。淋しい旅行中に、心惹かるる人物に出逢ったようなものである。何かしら考えさせられ、ひいては、人間生活の事、社会の事、人類のことまで考えさせられる。人の心に与えるそういう動力は、作品の存在理由の最も大切な一つである。

定評ある名作のことは云うまい。手近な雑誌をめくりながら、私は幾つかの性格を瞥見した。例えば、須井一氏の「労働者源三」のなかの源三、那須辰造氏の「鼠」のなかの犀太郎、などはそれである。源三が余りに呑気な闘士であろうと、犀太郎が余りにひねくれた少年であろうと、そんなことは目障りにならない。目障りにならないどころか、そのために却って性格の重みがまして、どこかその辺にいそうな人間のような気を起させる。これが一歩誤れば、傀儡となり拵え物となりそうだが、踏み外していないところが豪い。其他いろいろ、性格の輪廓なり半面なりに出逢ったが、今月号の諸雑誌に現われた作品全体について云えば、むしろ性格の過少が目についた。