후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あやしのやかた
怪しの館 短編
国枝 史郎
国枝 史郎의 怪しの館 短編(あやしのやかた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 81,915자 · 165화면
「さては狐狸にでもつままれたかの」――もう一人の朋輩荒木内記は呻くような声でこう云った。
「全体どうも本所という土地が化物には縁の近い土地での。それ本所の七不思議と云って狸囃しにおいてけ堀片葉の芦に天井の毛脛、ええとそれから足洗い屋敷か……どうもここにあるこの屋敷もそのうちの一つではあるまいかの?」
「馬鹿を云わっしゃい、臆病千万」
と主馬は一口に打ち消したが、その実やはり心のうちではそいつを考えていたのであった。
「主馬殿、ともかくも帰った方が泰平無事ではござらぬかの」――紋太郎は小声で誘って見た。
「君子危きに近寄らずじゃ」
「とは云えこのまま帰っては弓師左衛門や忠蔵へ対してちと面目がござらぬではないか」主馬は煮え切らずこんな事を云った。それから門へ近寄って何気なくトンと押して見た。すると門はゆらゆらと揺れギーという寂しい音を立てて内側へ自然と開いたのであった。
静寂を破る弦音
「や、門が開きましたな」
「これはこれは不用心至極」
三人の者は事の意外に胆を潰してこう呟いた。
「門が開いたを幸いに案内を乞い内へはいり様子を見ようではござらぬか」
主馬はこう云って二人を見た。