후리가나로 읽는 일본 고전
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 怪奇四十面相/宇宙怪人(かいきよんじゅうめんそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 182,581자 · 364화면
カシの木の大きな幹のかげに、かくれたのではないかと、小林君は、ソッと、そのほうへ、近づいていきました。
ひろっぱのすみに、街灯がついていて、そのひかりが、コケのはえた太い太いカシの木の幹を、ボンヤリと、てらしています。
小林君は、その幹のまえに立つと、さっきの男は、きっとむこうがわにかくれていると思ったので、ぬきあしで、ソッと幹をまわって、むこうがわを、のぞいてみました。
すると、男は、まるで、かくれんぼうでもするように、その幹のうしろに、からだをくっつけて立っていました。そして、小林君が、のぞくのをまちかまえていたように、ヒョイと、こちらに顔をむけました。
ああ、その顔。
小林君は、頭の毛が、サーッと音をたてて、さかだつような気がしました。
それは銀色の顔だったのです。まっ黒な穴のような目、三日月がたにキューッと笑っている口、そして、その口から、人間の声とは、どこかちがった、へんな声がもれてきました。
「キミ、コバヤシダロ、シッテルヨ、アケチタンテイノデシダロ、ソウダロ。」
小林君は、あまりのおそろしさに、舌が、のどへくっついたようになって、声をだすことができません。