후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おそろしきつや
恐しき通夜
海野 十三
海野 十三의 恐しき通夜(おそろしきつや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,092자 · 30화면
何故って云えば、熊内中尉の場合に於て、Aとか云う女を手に入れることは、ちょっとしたトリックと手腕さえあれば、なんの苦もなく手に入るのだった。Aは竹花中尉と結婚することにはなっているが、熊内中尉を別に毛虫のように芯から嫌っているわけではないのだから、いくらでも、竹花中尉との縁組をAに自らすすんで破らせる位のことは、なんなくできるんだ。何しろ相手は、東西も判らない未婚の娘なんじゃないか。
人の細君は誘惑できないというが僕は二日で手に入れた記録がある。その細君を仮りに――そうだネB子夫人と名付けて置こう。色が牛乳のように白く、可愛いい桜桃のように弾力のある下唇をもっていて、すこし近視らしいが円らな眼には湿ったように光沢のある長い睫毛が、美しい双曲線をなして、並んでいた――というと、なんだか、川波大尉どののお話のAさんという少女に似ているところもあるようだね。とにかく其のB子夫人は、僕の食慾を激しくあおりあげたのだった。食慾を感ずるのは、胃袋が悪いんだろうか、その唆かすような甘い香を持った紅い果実が悪いのだろうか、どっちだろうかと考えたほどだった。だが、僕は日頃の信念に随って、飽くまで科学的に冷静だった。