일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きょうふのくちぶえ

恐怖の口笛

海野 十三

海野 十三의 恐怖の口笛(きょうふのくちぶえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,713자 · 122화면

아오조라 문고

そのとき、何処からともなくヒューッ、ヒューッ、と妖しき口笛が響いてきた。無人境に聞く口笛――それは懐しくなければならない筈のものだったけれど、なぜか青年の心を脅かすばかりに役立った。聞くともなしに聞いていると、なんのことだ、それは彼にも聞き覚えのある旋律であったではないか。それはいま小学生でも知っている「赤い苺の実」の歌だった。この日比谷公園から程とおからぬ丸ノ内の竜宮劇場では、レビュウ「赤い苺の実」を三ヶ月間も続演しているほどだった。それは一座のプリ・マドンナ赤星ジュリアが歌うかのレビュウの主題歌だった。

「誰だろう?」

青年は耳を欹てて、その口笛のする方を窺った。それは繁みの向う側で吹きならしているものらしいことが分った。

「……あたしの大好きな

真紅な苺の実

いずくにあるのでしょ

いま――

欲しいのですけれど」

青年は心配ごとも忘れて、その美しい旋律の口笛に聞き惚れた。まるでローレライのように魅惑的な旋律だった、そして思わず彼も、「赤い苺の実」の歌詞を口笛に合わせて口吟んだのであった。……しかし、やがて、その歌の中の恐ろしい暗示に富んだ歌詞に突き当った。