일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きょうふのくちぶえ

恐怖の口笛

海野 十三

海野 十三의 恐怖の口笛(きょうふのくちぶえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 60,713자 · 122화면

아오조라 문고

ピストルらしいものがキラリと光った、と思ったら腰がぬけたようだ。どうも極りがわるいけれど……」

「ナニ怪しい奴ですって?」

一郎は勇敢にも扉のところへ出て、暗い戸外を窺った。しかし彼には別に何の怪しい者の姿も映らなかった。教授はきっと何かの幻影をみたのだろうということにして、彼は教授を抱き起して、肩に支えた。

「あッ、冷たい。君の手は濡れているじゃないかい。向うで手を洗ったのかネ」

「いえなに……」

「なぜ手を洗ったんだ。一体何をしていたんだ。法医学教室の神聖を犯すと承知しないよ」

一郎は口だけは達者な教授をしっかり担いで廊下を元の解剖室の方へ歩いていった。

「おや、変だぞ」と一郎は叫んだ。

「なにが変だ」と教授は一郎の胸倉をとったが「うん、これは可笑しい。教室の灯が消えている。君が消したのか」

「いえ、僕じゃありません。僕は消しません。これは変なことだらけだから、静かに行ってみましょう。声を出さんで下さい。いいですか」

二人は静かに戸口に近づいた。そしてじっと真黒な室内を覗きこんだ。二人はもうすこしで、呀ッと声をたてるところだった。誰か分らぬが、解剖台の上を懐中電灯で照らしている者があった。