후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
海野 十三의 恐竜島(きょうりゅうとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,662자 · 199화면
しかし彼はいつともしらず睡りこけていた。
何十回目かは知らないけれど、あるとき玉太郎がはっと睡りからさめてみると、あたりは明るくなっていた。
朝日が東の海の上からだんだん昇って来たらしい。夜明けだ。ついに夜明けだ。玉太郎は元気をとりもどした。
ポチも目がさめたと見え、くんくん鼻をならしながら、玉太郎の方へよって来て、手をなめた。
力とすがる扉は、思いの外、大きかった。これなら、うまくはいのぼると、その上に体をやすめることができないわけはないと気がついた。玉太郎は手首から紐をといて、一たん体を自由にした上で、用心ぶかく扉の上にはいあがった。浮かぶ扉は、昨夜のように深くは沈まず、玉太郎の体を上にのせた。ポチは大喜びで、玉太郎の顔をぺろぺろなめまわした。
体がらくになったために、玉太郎は又しばらく睡った。
どこかで、人の声がする。遠くから、人をよんでいる声だ。ポチがわんわんほえたてる。玉太郎はおどろいて目をさまし、むっくりと扉筏の上におきあがったが、とたんに体がぐらりとかたむき、もうすこしで彼もポチも海の中に落ちるところだった。
ポチが吠えたてる方角を見ると、玉太郎の扉筏よりもやや南よりに、やはり筏の上に一人の人間が立って、こっちへむかってしきりに白い布片をふっていた。