후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
海野 十三의 恐竜島(きょうりゅうとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,662자 · 199화면
そのうちに大きな音がしたので目がさめた。波打際がさわがしい。多人数のののしる声やおびえた声。それにさくさくと、砂をふむ足音。玉太郎はおどろいて枯葉の寝床のうえにすっくと立ち上った。
そのときである。一人の老いたる白人が、銃を手に持って彼の方へ突進してきた。焚火が老人を赤々と照らした。老人は、焚火の前まで来ると、はたと膝を折って砂の上にふした。
「お助け下さい。神の子よ」
老いたる人は祈りの声をあげた。それは玉太郎の姿にむかって、なげられたことは疑いない。火の向こうにすっくと立っている玉太郎の姿は、神々しかったにちがいない。
「神の御子ではありません。この島に住んでいる人の子です」
と、玉太郎はこたえた。
「ああ、それでは総督閣下だ。おお閣下。恐竜に追われてかろうじてこの海岸へたどりついたわれわれ十名の者をあわれみたまえ。閣下の庇護の下に、われわれ十名の者をおかせたまえ」
この芝居じみた対話がはじまって、玉太郎はあやういとこを脱したタイガ号ボートの一団とひきあわされ、そしてその間にもセキストン伯爵から、さかんに「総督閣下」とよばれたのであった。
幸いに彼ら十名は、けがもしていないで、無事だった。