후리가나로 읽는 일본 고전
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あくじゅうへん
悪獣篇
泉 鏡花
泉 鏡花의 悪獣篇(あくじゅうへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,715자 · 73화면
水色縮緬の蹴出の褄、はらはら蓮の莟を捌いて、素足ながら清らかに、草履ばきの埃も立たず、急いで迎えた少年に、ばッたりと藪の前。
「叔母さん、」
と声をかけて、と見るとこれが音に聞えた、燃るような朱の唇、ものいいたさを先んじられて紅梅の花揺ぐよう。黒目勝の清しやかに、美しくすなおな眉の、濃きにや過ぐると煙ったのは、五日月に青柳の影やや深き趣あり。浦子というは二十七。
豪商狭島の令室で、銑太郎には叔母に当る。
この路を去る十二三町、停車場寄の海岸に、石垣高く松を繞らし、廊下で繋いで三棟に分けた、門には新築の長屋があって、手車の車夫の控える身上。
裳を厭う砂ならば路に黄金を敷きもせん、空色の洋服の褄を取った姿さえ、身にかなえば唐めかで、羽衣着たりと持て囃すを、白襟で襲衣の折から、羅に綾の帯の時、湯上りの白粉に扱帯は何というやらん。この人のためならば、このあたりの浜の名も、狭島が浦と称えつびょう、リボンかけたる、笄したる、夏の女の多い中に、海第一と聞えた美女。
帽子の裡の日の蔭に、長いまつげのせいならず、甥を見た目に冴がなく、顔の色も薄く曇って、
「銑さん。」