일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あくりょう

悪霊

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 悪霊(あくりょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,980자 · 67화면

아오조라 문고

土蔵の板の間には薄く埃が積っていて、それがひどく掻き乱された跡は見えたが、明瞭な足跡は無かった。指紋の方は、犯行現場の道具類の滑かな面には家内の人々の指紋が僅かに残っているばかりだったし、又、僕が最初異状を発見した蔵の錠前の鉄板の表面にも、これこそはと意気込んで鑑識課へ廻されたが、何の跡も残っていないことが分った。それでは犯人は用心深く手袋をはめていたのであろうか。だが、若しそうだとすると、その手袋は動脈から吹き出した血潮の為にべトべトに濡れていた筈ではないか。それについて僕はふとこんなことを空想した。犯人は兇行に取りかかる前に手袋を脱ぎ、兇行を終って血のりを拭きとったあとで又それをはめたのだと。更らに進んで、彼が脱いだものはただ手袋丈けではなかったのではないかと。これは非常に奇怪な空想かも知れない。そして君は多分、僕の例の癖が始まったと云うかも知れない。だが、被害者の夫人が全裸体であったこと、致命傷以外の傷と血の流れ方が実に異様であったことなどから、僕には何となくそんな風に思われたのだ。実を云うと、今の所僕のこの空想には殆ど賛成者がないのだが、僕自身はまだそれを捨て兼ねている。