후리가나로 읽는 일본 고전
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ひがんについて
悲願に就て
坂口 安吾의 悲願に就て(ひがんについて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,329자 · 17화면
純粋さが面白さの為に通俗化するということは絶対にない。本来面白さというものは人々が軽率に嫌うほど、それ自体不純なものではないのである。作品が通俗小説であるのはこれの倫理が全く時代の常識でしかないことに由来するのであって、この意味からは通俗文学の中から純粋芸術の傑作が現れるということは完全に不可能である。
福田清人氏の「キリシタンの島」。男気のすくない南国のキリシタン島へ一夜兵隊の一行が上陸し、街を通り、天主堂でもてなしを受け、そうして翌日帰っていった。洗礼を受け、つつましく生活していた娘達が、若い男の気配だけに上気して小さな葛藤がまきおこるという話。だがこの作品では専ら人間の取扱い方法すら叙景的で、娘の葛藤も表面的な風景画に終っているのは物足りない。
阪中正夫氏の「赤鬼」。一見平々凡々のようであるが、この作品には作者の全てのものがつくされているように感じられた。この作品の幕切れのところで、加山良造はとうとう昔の女を正式の女房にむかえることにして息子の兵太に打ちあけると、自分の恋の方は親父にせかされている兵太だが、その感情とはちっとも結びあわせずに、親父がそれで悦しいなら然うするがいいだろうと簡単に賛成する。