후리가나로 읽는 일본 고전
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せきべつ
惜別
太宰 治의 惜別(せきべつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 91,984자 · 178화면
殊にも落第生たちは、おのれの不勉強を棚に上げ、進級生たちに何かと難癖をつけて見たいだろうし、その進級生全部の犠牲になって槍玉にあげられたのは清国留学生の周さんだ、と言えない事もない状態であったのである。
「六十番か。」先生には、その六十番も気に入らぬ様子で、「あんまり、結構な成績でもないやないか。もっと勉強しなけりゃ、いかんなあ。いったい前学年の君たちの解剖学は、不出来やった。解剖学は医学の基礎やから、もっと、みっちりやって置かないと、後悔する時がありますよ。お互い怠けているから、こんどのようなそんな阿呆らしい問題が起る。互いに励まし合って勉強して居れば、誤解も嫉妬も起るものじゃない。和というのは、決して消極的なものではないのです。発して皆、節に中る、之を和と謂う、と中庸にもあったやろ。天地躍動の姿です。きりりとしぼって、」と先生は弓を満月の如くひきしぼる手振りをして見せて、「ひょうと射た矢があやまたず的のまんまん中に当って、すぽんと明快な音がする、あの感じ、あれが、和やな。発して皆、節にあたる。この、発して、を忘れてはいかん。勉強するんだね。和を以て貴しと為す、というお言葉もあるが、和というのは、ただ仲よく遊ぶという意味のものでは無い。