일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あいよあい

愛よ、愛

岡本 かの子

岡本 かの子의 愛よ、愛(あいよあい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,138자 · 99화면

아오조라 문고

だが、恩恵もあるのだ。

――ねえパパ、此のO家の為めに我々は新鮮な空気が吸える、と思えば気も納るね。

――まあ、そんなものだ。

二人は歩きながら話す。

実際O家は此の町の一端何町四方を邸内に採っている。その邸内の何町四方は一ぱいの樹海だ。緑の波が澎湃として風にどよめき、太陽に輝やき立っているのである。ベルリンでは市民衛生の為め市中に広大なチーヤガルデン公園を置く。此の富豪は我が町に緑樹の海を置いて居る。富豪自身は期せずして良民の呼吸の為めにふんだんな酸素を分配して居るのである。――ものの利害はそんな処で相伴い相償なっているというものだ――と二人はお腹の中で思い合って歩いて居るのだ。

二三丁行くと、或る重役邸の前門の建て換え場だ。半月も前からである。

――変な男女が、毎朝、同じ方向から出かけて来ると思ってるだろうね、人夫達が。

と、かの女。

――ふん。

逸作は手を振って歩いて居る。中古の鼠色縮緬の兵児帯が、腰でだらしなくもなく、きりっとでもなく穏健に締っている。古いセルの単衣、少し丈が長過ぎる。黒髪が人並よりぐっと黒いので、まれに交っているわずかな白髪が、銀砂子のように奇麗に光る。