일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わがじんせいかん

我が人生観

坂口 安吾

坂口 安吾의 我が人生観(わがじんせいかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,326자 · 17화면

아오조라 문고

場ちがい物はいけない。本場ものでなければ。と云ったって、本場というものは、誰の尺度だろう。物理数学とちがって、味覚に厳正な尺度や答えは有りッこないものだ。泰西の諺にも「味と色はあげつらうべからず」とある。してみれば、文学界に、一刻者や、ワガママ者や、酷薄ムザンで尚かつセンチな姐御などが存在して悪かろう理窟はない。

菅原通済ともあろう通な旦那が、根にそれぐらいの寛容さが無い筈はなかろう。女のワガママにはずいぶんと思いやりがあって、案外、歴とした利口者よりも、オキャンでワガママで酷薄ムザンでセンチで一人ぎめの女の子が可愛いなどと多情多恨の一生を渡らせられたような気がするが、どうだろう。トマサンが、そうらしい。

通人通家というものは、自分をいつわるものだ。人情に溺れるからである。人がよすぎて、意地が悪くなさすぎて、自分勝手でワガママなくせに、それが身につかない。姐御は本気で怒るが、通家は本気で怒れないから、論争の百ぺんもつづけてごらん。由起しげ子嬢が勝ちます。怒りッぷりが、キゼンとして、自分勝手で、ミジンも相手をカンベンしないもの。

通人通家は友だちを大事にする。