후리가나로 읽는 일본 고전
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면
」
「その突っつき返されることもお互に必要なんですよ、でなかったら、あたら歳月がむだになる。今日は僕が菓子を持って来たからおあがりなさい。菓子のないことはさびしいから。」
「え、お菓子というものはふしぎに温かいものね、有難う、いただくわ。」
明治三十七年十二月、堀辰雄は東京麹町平河町に生まる。生父堀浜之助、生母名は志気。
大正十三年八月はじめて信州軽井沢に、私を訪ねて来て鶴屋旅館に滞在、当時、鶴屋の宿料は一泊三円くらいであった。堀は軽井沢の気候とか町とか町の外の道路を愛した。鶴屋主人は堀さんがあんなにえらい人になるとは思わなかったと言い、後に何時の間にか堀センセイと呼ぶようになっていた。
翌々年かに追分に行き、この町が気に入って死ぬまで此の地に滞在、たえ子夫人を貰い、家を建ててとうとうこの地で亡くなった。これほど追分の村里を愛した人はなかろう。ざっと三十年も軽井沢と追分にいたわけである。
軽井沢を愛好していた詩人達に津村信夫、立原道造、野村英夫等がいて、堀の数すくない友達になっている。少し遅れて福永武彦、中村真一郎が彼の家の茶の間に坐っていた。中村真一郎はむんずりと黙り込み、福永武彦は早口の大声で話し、堀はにやにやと何時もきげんが好かった。