후리가나로 읽는 일본 고전
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
室生 犀星의 我が愛する詩人の伝記(わがあいするしじんのでんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 116,728자 · 231화면
余りに女らしく、いたいたしい仕えを見せていたのは年上のせいであったろうが、年上の夫人を持つということにも、たいへん劬りを見せねばならぬことをこの夫妻の上にみとめた。私は好感をもって此のいたいたしい夫人を見ていたが、百田宗治はしをりさんにはお前とか君とかは言わず、あんた、あんたと呼んでいた。そのあんた、あんたという呼び方は不自然ではなく、結局、あんたと呼ばなければならないあんたであった。このあんたさんは大阪で或る事情から相当以上の遺産をうけとっていて、その金が二人の間にらくにつかわれ、百田もその事には拘泥わらずに、しをりさんも気持よく百田のためにというのではなく、自分自身のために愉しくつかっていた。こんなところから、あんたという言葉が出たのかも知れぬが、やはり大阪人のやさしい交際の最初からつかわれていた言葉として、これを見た方がいいのであろう。も一つは、年上だったせいもあって、あんたはん呼ばわりが続いたのであろう、夫婦の仲でも年をとり地位というものの出来た人達は、おくさんをだんだんに、あんたと呼ぶようになるようだ、それもあなたのなのところを「あんた」