일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんそうはぼくをおとなにした

戦争はぼくをおとなにした

小川 未明

小川 未明의 戦争はぼくをおとなにした(せんそうはぼくをおとなにした)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,627자 · 11화면

아오조라 문고

「もう、さっきから、どれほど焼けたろう。」

「さぞ、人がたくさん死んだろうな。」

こんな話し声がきこえました。清吉は、いくらがまんしても、からだがふるえて、ぞくぞく寒けがしました。かれは、こんないくじのないことでどうしようと、自分をはげましました。

「おかあさん、あっちの空をごらん。」と、とつぜん、気を転じようと、清吉は、さけびました。

「どうしたの。」と、母は、ききました。

「あそこに、星が出ているよ。」

そこだけが、いつもの静かな夜の景色と、変わりがなかったからです。そこだけを見るなら、地上で、いま、町が焼け、人が死んでいるということが、信じられない気がしました。

そして、このすさまじいあらしにも、猛り狂う炎にも、無関心でいられる星の世界が、あまりにも、ふしぎにみえたのです。色とりどりの星が、たがいに仲よくして、たのしいことでもあるのか、ささやき合うような、また、おどけて、まばたきをしたり、目と目でものをいったりしているようなのが、なんとなく、うらやましかったのでした。自分たちも、星の都へいったら、おとうさんは、戦争にいかなくてもよかったし、いつもみんなが、いっしょに楽しく暮らすことができたであろうにと思いました。