후리가나로 읽는 일본 고전
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せんそういがくのおじょくにふれて
戦争医学の汚辱にふれて
平光 吾一
平光 吾一의 戦争医学の汚辱にふれて(せんそういがくのおじょくにふれて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,206자 · 24화면
石山氏は当時五十余才であったが、胆石の研究家として知られていた。胆石の手術はどの外科医でもやることだが、彼は胆嚢の中にたまる石を化学分析したり、レントゲン分析して、どうして石が固まるのか、また石が胆管を通して腸内に出てくる生理的な問題に取組んでいた。石山外科の若い医師たちは「オヤジの機嫌がいい時は、必ず変った石を取り出して、いじっている時だからね。オヤジにすりゃ胆石はダイヤみたいなものなんだ」と他の医局員によく話していた。
難しい手術は全部自ら執刀するので、教授間ではワンマンとか横暴だという声もあったが、それだけに研究心の強い人だった。
私が石山教授は偉い男だったと沁々思うのは、彼に直属する助教授、助手といった弟子たちが、いずれも事件に関与したため戦犯となり、私同様巣鴨獄中の人となったが、入所中私はその誰からも一度として彼を恨む声を聞かなかったことである。とかく人間というものは、不幸の場におかれると、つい愚痴や恨み言を吐きたがるものだが、彼の弟子たちは獄中に入ってもなお揃って石山氏を尊敬し、愛している言動に接したことを私は今も強く印象に残している。