일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんそうろん

戦争論

坂口 安吾

坂口 安吾의 戦争論(せんそうろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,716자 · 22화면

아오조라 문고

文明の発達、文化の交流、そして、それが今後に於ては、世界単一国家となり、それが戦争の最後の収穫となるべき筈であったであろう。

然し、もはや、ここに至って我々は、戦争の力に頼ってその収穫を待つことは許されない。他の平和的方法によって、そして長い時間を期して、徐々に、然し、正確に、その実現に進む以外に方策はない筈なのだ。なぜなら、兵器の魔力、ついに空想を超すに至ったからである。

私は胸の思いに急ぎすぎて、結論を先に述べてしまったのである。

★

今日、我々の身辺には、再び戦争の近づく気配が起りつゝある。国際情勢の上ばかりではなく、我々日本人の心の中に。

国際情勢に対して、私の言うべき言葉は、すでに前章の短文に、つくされている筈である。私は、然し、さらに日本の同胞諸友に訴えなければならない。

現在の日本は、戦争前のころ、否、日支事変のはじまりかけた頃よりも、さらに好戦的に見受けられる。

日支事変の当初は、国民の多くは決して好戦的ではなく、軍部と一部の好戦者が声をからしているばかりであった。反戦的な庶民が駆り立てられて軍服を着せられ、戦地へ送られ、それでも兵隊になりきれず、庶民的な魂を失うことができずにいた。