일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せんそうざっき

戦争雑記

徳永 直

徳永 直의 戦争雑記(せんそうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,149자 · 25화면

아오조라 문고

戦争は、いつまでもあるらしかった。私達の村からは、次から次に、戦争に行く人があった。私が小学校にあがってから、間もなく、近所に住んでいる叔父が戦争にいった。

男のない私のうちでは、私が名代で皆と一緒に、叔父を停車場に見送りにいった。

叔父は現役で、帰ってからまだ何年も経っていなかった、そして十三連隊の上等兵で、如何にも偉そうであった。叔父の家にはまだ子供がなかった。私の母よりズッと若い叔母は、皆が、『××直彦万歳イ』を三度云って、在郷軍人の服を着た叔父を真中にして、家の露路を出ようとしたら、上り框のとこで、ワッと大声で泣き出した。

叔父はその翌る朝、沢山の同じ戦争に行く人と一緒に、私達の村端れの停車場を通った。叔母も、祖父も、私の母も一緒に、構内に入って早くから待っていた。汽車がくると、どれが叔父だか一寸見分がつかない位の人々が、汽車の窓から首を出していた。逸早く見つけた叔母は、窓にしがみついて、叔父と談していた。窓から首を出している黄色の筋の入った帽子(その頃までは帽子は赤筋でなかった)を冠った兵隊さんたちは、誰か訪ねて来ていないかと見廻していた。