후리가나로 읽는 일본 고전
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たんていのまき
探偵の巻
坂口 安吾의 探偵の巻(たんていのまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,368자 · 9화면
中学生とどうして大学生とどうした等々。自分だけ聖女のやうな顔してゐる。どこへ行つても、さうなのだ。こつちはメニサンクスだの復讐せんならんを読んできてゐるのだから、大いに可笑しくて仕方がないが、先生達まことに悠々たるものである。
小娘相手に立腹するのも大人げないが、皮肉のひとつも言ひたくなるので、手紙で見た男の名前やあひびきの場所をすつぱぬいて冷やかしてみると、あら、うち、よう言はんわ、など洒蛙々々たるもの、他人の話のやうに小気味良く笑ひだしたりするのである。ことごとく変幻自在意外極まる応接に、俄探偵二の句もでないていたらくであつた。
小娘乍ら流石に不良少女だけのことはあつて、きかれもしない他人のスキャンダルはぺらぺらと喋べりまくるが、こつちの訊ねる急所となると、金輪際口を開かぬ。
三宅君、不良少女の訊問を酒の肴に、気持よく一杯のんで、人生二十何年かの悪運つづきの鬱憤を一気に晴らす魂胆でゐたのであつたが、肴になりかねないのは、こつちの方で、翌日のこと、正装した二人の不良少女が手みやげの最中かなんかぶらさげて、まだ戻らはらしまへんか、どんなことどすな、なんぞと敵情偵察かたがたお悔みにやつて来られた時には、俄探偵面目玉を踏みつぶして、遂に悲鳴をあげたのであつた。