후리가나로 읽는 일본 고전
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そうしゅ
操守
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 操守(そうしゅ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,418자 · 20화면
すらりと背の高い、その肌の綺麗なのが特長で、ほそ面の十人並の顔立……。気持よく伸びてる首、無意味に高い鼻、しまりのない唇から洩れる金歯の光、わりに不活溌な、でも物怖じせぬ眼付、それに綺麗な肌を以てして、彼女は、余りにのんきすぎるか、智恵がまわりかねるか、そういったおおまかさを具えていた。湯にはいるのが楽しみらしく、それも肌をみがくではなく、勝手に湯加減をぬるくしておいて、ぼんやりと、長々と、いつまでもつかっていた。「吉乃さんの長湯」といって、大抵の者は知っている。然しその不精らしさにも似ず、彼女は決して顔には湯を使わなかった。入浴の時も、厳寒の朝も、必ず冷水で顔を洗った。誰かに聞いたのか、或は婦人雑誌ででも読んだのか、湯は顔の皮膚を害する、殊に白粉の顔の皮膚を害する、というのを信じていた。そして、「顔は表看板だから……。」
それが、おかみさんを微笑ました。
「……気質も素直だし、顔もよい方だし、肌も綺麗だし、旦那の一人や二人、出来ない筈はないんだが……。まったく、看板みたいな妓だ、どこか、足りないんじゃないかしら……。」
相当な流行妓なのに、失礼な言葉だ。