후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろう
放浪
織田 作之助
織田 作之助의 放浪(ほうろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,614자 · 47화면
大阪のでん公と比べものにならぬほど歯切れの良い土地者が暖簾をくゞると、どぎまぎした。兄ちゃんは上方だねといわれると、え、そうでねんと揉手をし、串の勘定も間違い勝ちだった。それでも、臓物の買い出しから、牛丼の御飯の炊出し、鉢洗い、その他気のつく限りのことを、遊んでいろという木下の言葉も耳にはいらぬ振りして小まめに働いていたが、ふと気がついてみると、木下は自分の居候していることを嫌がっているようであった。遠廻しに、君はこんなことをしなくても良い立派な腕をもっているじゃないかと木下はいい、どこか良い働き口を探して出て行ってくれという木下の肚の中は順平にも読みとれた。木下は順平が来てからの米の減り方に身を切られるような気持がしていたのだ。が、たとえどんな辛いことも辛抱するが、あの魚の腸の匂いがしみこんだ料理場の空気というものは、何としてもいやだった。丸亀の料理場を想出すからであった。そんな心の底に、美津子のことがあった。
しかし、結局は居辛くて、浅草の寿司屋へ住込みで雇われた。やらせて見ると一人前の腕をもっているが、二十三とは本当に出来ないほど頼りない男だと見られて、それだけに使い易いからと追い廻しという資格であった。