후리가나로 읽는 일본 고전
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せいじがくにゅうもん
政治学入門
矢部 貞治
矢部 貞治의 政治学入門(せいじがくにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 49,607자 · 96화면
グムプロヴィッツやオッペンハイマーなどのように、国家の起源を原始種族の闘争による征服に求める説や、エンゲルスのように、原始社会で団体結婚から一夫一婦制へ、母権社会から父権社会へ、共産制から私有財産制へ、移行することに伴って生じた経済的搾取関係に、国家の起源を求めたりする説は、そのような学説の好例である。しかし一見いかにも実証科学的に説かれてはいるが、これらもやはり階級国家論を基礎づける手段として、あとから作られた仮説だといってよい。
それでは国家の起源をどのように考えたらよいであろうか。思うに人間はそもそも共同生活なしには生存できないもので、共同生活はまたなんらかの統制秩序がなくてはできない。だから共同生活の統制秩序は、人間が存在したと同時にあったものと考えねばならぬ。ところで前にいうように、共同生活の統制秩序ということこそ国家の本質なのであるから、国家の萌芽そのものは、どんなに素朴な形であっても、人間とともに発生したものだと考えざるを得ぬ。
原始社会がもし想像されるように、分化や対立のほとんど存在しない共同体で、トーテムとかタブーとかいう原始宗教的な規律で、その共同生活の秩序が保たれていたものとすれば、前に政治の本質について述べたように、そこには政治とか権力とかの要素は小さいものであったろうし、従って