후리가나로 읽는 일본 고전
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くろかべ
文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁
泉 鏡花
泉 鏡花의 文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁(くろかべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,070자 · 143화면
出来秋の村芝居とおなじ野趣に対して、私も少からず興味を感ずる。――家内はいそいそと出て行った。
どれ、寝てばかりもおられまい。もう二十日過だし少し稼ごう。――そのシャルル九世年代記を、わが文化の版、三馬の浮世風呂にかさねて袋棚にさしおいた。――この度胸でないと仕事は出来ない。――さて新しい知己(その人は昨日この宿を立ったが)秋庭俊之君の話を記そう。……
中へ出る人物は、芸妓が二人、それと湘南の盛場を片わきへ離れた、蘆の浦辺の料理茶屋の娘……と云うと、どうも十七八、二十ぐらいまでの若々しいのに聞えるので、一寸工合が悪い。二十四五の中年増で、内証は知らず、表立った男がないのである。京阪地には、こんな婦人を呼ぶのに可いのがある。(とうはん)とか言う。……これだと料理屋、待合などの娘で、円髷に結った三十そこらのでも、差支えぬ。むかしは江戸にも相応しいのがあった、娘分と云うのである。で、また仮に娘分として、名はお由紀と云うのと、秋庭君とである。
それから、――影のような、幻のような、絵にも、彫刻にも似て、神のような、魔のような、幽霊かとも思われる。……歌の、ははき木のような二人の婦がある。