일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろかべ

文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁

泉 鏡花

泉 鏡花의 文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁(くろかべ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 72,070자 · 143화면

아오조라 문고

其処へ、ちらちらと真紅な緋葉も散れば、色をかさねて、松杉の影が映します。」

「はあ、添水――珍らしい。山田守る僧都の身こそ……何とやら……秋はてぬれば、とう人もなし、とんと、私の身の上でありますが、案山子同様の鹿おどし、……たしか一度、京都、嵯峨の某寺の奥庭で、いまも鹿がおとずれると申して、仕掛けたのを見ました。――水を計りますから、自から同じ間をもって、カーンと打つ……」

「慰みに、それを仕掛けたのは、次平と云って、山家から出ましたが、娑婆気な風呂番で、唯扁平い石の面を打つだけでは、音が冴えないから、と杵の当ります処へ、手頃な青竹の輪を置いたんですから、響いて、まことに透るのです。反橋の渡り廊下に、椅子に掛けたり、欄干にしゃがんだりで話したのですが、風呂番の村の一つ奥、十五六軒の山家には大いのがある。一昼夜に米を三斗五升搗く、と言います。暗の夜にも、月夜にも、添水番と云って、家々から、交代で世話をする……その谷川の大杵添水。筧の水の小添水は、二十一秒、一つカーンだ、と風呂番が言いますが、私の安づもりで十九秒。……旦那、おらが時計は、日に二回、東京放送局の時報に合わせるから、一厘も間違わねえぞ、と大分大形なのを出して威張る。