후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきもんどう
文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会
鈴木 鼓村
鈴木 鼓村의 文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会(たぬきもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,992자 · 21화면
父親だけはさすが親子の情ですくなからず、悲歎の涙にくれていた、前に云うのを忘れたがこの母に比して父という人は評判の好人物であったのだ、婢女の談で兎に角気になるから皆に立合った蒲団の下を見ると、はたせるかな、二通の遺言状が出た、何時書きしものか解らねど、ふるえた手跡に鉛筆での走り書きで一通は、師匠の私へ宛てた今日までの普通の礼を述べた手紙で、尚一通のは即ちこの父親に残したものであった、これは長いものだったが要を摘んで談せばまあこうである。
妾は頼みなき身をこのたより少なき無情の夫の家にながらえいる、最早妾の病も到底治ることもあるまい、親たる父に未だ孝の道も尽さずして先だつ不孝は幾重にも済まぬがわたしは一刻も早くこの苦しい憂世を去りたい、妾の死せる後はあの夫は、あんな人故死後の事など何も一切関わぬ事でしょう、また葬式一切の費用に関しても、最早自分の衣類道具も片なくなっている際でもあるし、如何な事をするかも知れない、が妾は死しての後はあの安らかな世に行く様せめては一本の香烟を立ててもらいたいが、それも一度実家を出でてこの家の妻となりしものが、死せる