후리가나로 읽는 일본 고전
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あたらしいふなで
新しい船出
宮本 百合子
宮本 百合子의 新しい船出(あたらしいふなで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,508자 · 17화면
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男が主になってあらゆることを処理してゆく社会の中で、女に求められた女らしさ、その受け身な世のすごしかたに美徳を見出した根本態度は、社会の歴史の進む足どりの速さにつれて、今日の現実の中では、男自身、女自身の実感のなかで、きわめてずれた形をとっていると思われるがどうだろうか。昔の女らしさの定義のまま女は内を守るものという観念を遵守すれば、国防婦人会の働く形体にしろ現実にそれとは対置されたものである。内を守るという形も、さまざまな経済事情の複雑さにつれて複雑になって来ていて、人間としてある成長の希望を心に抱いている男のひと自身、すでに、いわゆる女らしく、朝は手拭を姉様かぶりにして良人を見送り、夕方はエプロン姿で出迎えてひたすら彼の力弱い月給袋を生涯風波なしの唯一のたよりとし、男として愛するから良人としての関係にいるのか月給袋をもって来るから旦那様として大事に扱われるのか、そのところが生活の心持で分明をかいているというような女らしさには、可憐というよりは重く肩にぶら下る負担を感じているであろう。
そんな心持で安心しては過せない自分の心を、多くの若い女のひとたちは自覚していると思う。