후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
ふとしたらこんどの大戦には勝入は死ぬのではないかというような気もちが秀吉のどこかでしていた。
むずかしい。叱るべきか、叱らないでおくべきか。秀吉は、次の朝の寝ざめにも、ふと考えた。
しかし、何はあっても、犬山一城が、来るべき大会戦のまえに、味方の手にある利は非常なものだ。単なるなぐさめでなく、秀吉はそれを繰返し繰返し勝入にいってその功を賞した。
二十五日の一日をもって、秀吉は、身の休息をかねて、諸兵の集中を終了した。その後、なお集まった諸軍を合して、総兵力、ここに八万余と号された。
次の二十六日は、出陣でなく、すでに出戦だった。朝、岐阜城を発して、ひる鵜沼につき、ただちに木曾川に船橋を架けさせて、夜営した。
そして翌二十七日の朝、野陣を払って犬山に向った。秀吉が犬山城に入ったのは、ちょうどその日の正午であった。
脚下に、木曾上流の淙々たるをのぞみ、若みどりの燃ゆる四月に近い青空の下にたつと、彼は、寸刻も惜しまれた。彼の血はなお若かった。
「脚の丈夫な馬を――」
と、いいつけ、ひるの兵糧をつかうとすぐ、軽騎軽装して、城門からとび出したのである。
「あっ、いずれへお越し?」