후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,911자 · 353화면
それを貴様は」
「じゃあ、紀伊どのまで、お願いして来ますから、お動きになってはいけませんよ」
兄を、そっと、もとの枕へ寝かせて、仙千代は、立って行った。
ほどなく、三左が来た。
顔を見るとすぐ、長可は、
「どうだ。舅どのは、あのことを、羽柴どのへ、献策したか」
「いま、人を遠ざけて。おふたりで、密談中だが」
「ではまだ、羽柴どのが、献策を容れるか、どうかは、分らないな」
「ム。わからぬ」
「もし、容れぬようだったら、すぐ、知らせてくれ。……わしは、筑前どのの足もとへしがみついても、お頼みする気だ。いいか三左」
一方――
以前の広間のほうでは、まだ人払いのまま、秀吉と勝入だけが、黙然と、対坐していた。
いま。
次部屋の境から、子息の紀伊守が、ちょっとお顔……と父をよんで、何かささやいたが、聞き終ると勝入は、またすぐ、秀吉の前にもどっていた。そして、
「岡崎へ“中入り”のこと、やれと、この場にて、御命令ねがわれぬものでおざろうか。――病床の長可までが、御諾否のほど、心配いたして、ただ今も、紀伊を通じて、伺いに来ておるような熱心さ。何とぞ、御決断を」
と、さっきからの献策を、くり返して、やまないのであった。