후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 190,406자 · 381화면
人間、死のうは一定じゃ。そち達の生命も、この度は信長に捧げよ。共に蒼天の下に出て、広々と、振舞って死のうぞ」
云い断って、信長は、すぐその語気から一転して、
「ちと、誰も彼も、寝不足の面持よの」
微苦笑をもらし――
「佐渡もやすめ。その他の者も、はや眠りについたがよい。まさか、眠れもせぬ程な、小心者はこの中にはおるまい」
と、いった。
そういわれては、寝ないわけにゆかなかった。実際、一昨夜から十分に寝ていた者は、この中では誰もなかった。信長だけは例外に夜も寝、昼寝も摂っていたが、それも寝所に入らず、仮寝の態だった。
「では。明日は明日」
佐渡は、諦めを呟くように、主君へも一同へも会釈して、先に退った。
「御免を蒙りまする」
次に。
また次に。
歯の抜けるように、席にいた者は順々に退座した。
やがて信長は、その広い席に、ただ独りになった。やっと、気が軽々となったような面持でもある。
振り向くと、彼のうしろには、二人の幼い少年が凭れ合って居眠りしていた。小姓の者である。その一人は、佐脇藤八郎といい、ことし十四の少年で、信長の勘気にふれて先年放逐された、前田犬千代の実弟だった。