후리가나로 읽는 일본 고전
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면
しかしそれはいわゆる自我とは異り、独立なる存在で、ただ我体内に宿っている。しかして我を警め、我を守り、我を誤らんとするものある時は必らずこれを警戒する、もし彼に反けば彼大に我を責める、従って苦めるものなりと説いている。昔陽明学者の歌に
皆人の詣る社に神はなし
こゝろの中に神ぞまします
と教えたるその神の最も類したものらしい。僕はここで有神論や宗教論を述べんとする意ではないが、人には老若貴賤の区別なく右に述べた神の如き何かが各自に宿っていることは、僕の堅く信ずる所であって、また何人も信じなくとも否定の出来ぬことであろう。そこでこの何ものかがあるいは勧めあるいは命じあるいは禁ずるものを僕は内部の矩といいたい。人はそれに背こうとしても背かれぬ、強て背けば終生心に不安を感ずる、この内部の矩を制定するのはあるいは神といわんか、昔のソクラテスのデイモンといわんか、旧約聖書にある声(voice)といわんか、名は人によりて異なるにしてもともかく自己以上の偉大なる威権を有するものがあるだけは何人も認めるところであろう。何人も認めながらその声に何時も服従する者は甚だ少い。