후리가나로 읽는 일본 고전
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しんのあいこくしん
新渡戸稲造論集
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면
我邦の教育は英国式か仏国式かはた独逸式か、独逸に於てはフレーベルの著書に見るも修身教育の挙らざるを知るべくして、品格品行等遥かに英米の生徒に及ばず、独逸、仏国の教育に於て確かにその欠点なるものあるを見る。
要するに教育者が注意すべきは、活ける社会に立ち万国に共通し得べく厳正にして自国自己及び自己の思想に恥じず、実際の人生に接して進み、世界人類に貢献する底の人物を造る事に在るなり。世才ある風の任意漂い行く意味にあらずして、世界の大勢に応じ、なお個人性を失わず、而して世界の潮流に先ちて進むを以て教育の最大目的とせねばならぬ。換言すれば実行的活動的の人物を造ることである。伊勢鈴鹿川の琴の橋がその流下する水量に依て音響を異にし、希臘イオリヤの琴の音調が樹の間を吹く風に伴うが如く、教育の目的も世界の大勢に適応せしむることである。天下事あれば矛を執て立、事なければ田畝に帰耕す、要は只時代の要求に応ずることである。切言すれば宇宙の言うべからざる一種異様なる力と交わり、時の要求と共に推移り活社会に活動するの人格を養を教育の最大目的とせねばならぬ。
〔一九一一年八月一日『精神修養』