일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんのあいこくしん

新渡戸稲造論集

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 新渡戸稲造論集(しんのあいこくしん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,620자 · 196화면

아오조라 문고

と言うのである。かくのごときは我国に於いても往々聞くところの言葉である。然るに乙者が二十五歳になると中々前の一弗のままでない、一弗五十仙にもなる、三十歳になれば益す良くなって来て二弗も三弗も取り、四十歳になると益す多くの収入を得るというような傾向である。然るに今一層高等なる職業学校、あるいは大学のような所へ子弟を入れるならば、二十歳になっても未だ卒業しない、二十五歳か三十歳近くになると、どうやらこうやら四角なシャッポを廃めて、当り前のシャッポを冠る。「お前の所の小僧は、三十になるまでも親の脛を齧り、四角なシャッポを冠っている」とこう謂われる。その小僧が大学を卒業して、銀行へ出たり、文官試験に出たりして都合よく行けば、ようよう月給三十円ぐらいだ。よほど良くって六十円、日に二円しか取れぬ。その代りに三十歳から四十歳になると、その途中で放蕩をしないで真面目にやって行けば、前にシッカリ学問をしたお蔭で、ドシドシと報酬額が増して来るのである。幾十円、あるいは幾百円というようになるであろう。五十ぐらいになれば国務大臣にでもなれる人物もある。初め十歳から金を取り始めた先生は、六十歳になっても、とても国務大臣の見込はない。