후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅぞくノラ
新種族ノラ
吉行 エイスケ
吉行 エイスケ의 新種族ノラ(しんしゅぞくノラ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,667자 · 8화면
彼はサイゴンの穀物の集散市場、その灰色の風景のなかの男であった。ドンナイ河に翩々と帆かけた米穀輸出船は彼の指揮によって饑饉と、戦禍の彼の本国に積出された。また彼はプノンペンから自動車に搭乗して国境のゴム園に車をカンボジヤの原野、白鷺の飛ぶ直線道路を、水田に遊ぶ水牛のなかを疾走させた。そこでは彼の富のために働く同胞がいた。ノラはこのような父と母によって中間の一民族として育ってきた。
幸運は、ノラは幸福であった。近代の男性は薄鼠色の皮膚が好きであった。彼女が踊りにおいてツレブラを好むように、彼女の色素の複雑さが、ジャズが夜中のサイレンのように鳴り渡る都会人の愛情を占領してしまった。そのとき彼女の父は為替相場の変動のために、彼の商権に致命傷をうけた。必然的に銀暴落の大海嘯が全土を襲ったのだ。そのことは弱小資本主義にたいする、巨大な金融資本主義の侵略に過ぎなかったが、このことは銀本位の貨幣制度に永遠の絶望をあたえた。しかしノラは快活に自己の生活を開拓して行った。彼女は百貨店レーン・クロフォードの女店員になった。そこにはアメリカ娘も、英国娘も、そして日本娘も生活のために働いていた。