후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
おさないものは稚児髷の小性ぶりにしてしたてた。
家禄を返還した士族――旗本上りも、諸藩の家人も馴れない時世に口をぬらしかね、残してきたものも売りはらいきってしまった時分のこと、そうした人たちの娘が、多く集められ、京都からも多く連れてきた。むきむきの諸芸をしこんで出したので、あっぱれ紅葉館は時代に応じた、明るい華やかな、一種の交際場となったのだった。諸芸の取締り兼、酌のとりかたを教える師匠番によばれたのが、吉原の廓からおよしさん(現今は某氏夫人である)と、品川から常磐津のおしょさんのおやすさんの二人。
その当時は、廿四、五だった、色白の、すらりと身長の高い、薄菊石のある、声の好い、粋なおやすさんが、もう六十五、六になって、須磨子さんの京舞を見ている。おしかさんも最早や古参株で、それらの老女の一、二人を除くと、動かせない中老どころだ。廿五年勤続の祝いも五、六年前に済んで、もうやがて五十路にも近かろう。
けれども、おしかさんもまだ水々した年増だ。四十を越したとは、思われない若やかさであったが、しかし、おしかさんと須磨子さんとの間には、十代の差があるように、その日の、光りの暗い襖のかげでは見えた。