후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
「緑の朝」のすぐ前に、歌舞伎座で「沈鐘」の出されたおり楽屋のものが、
「あの人はあれで学者の傑い先生なんですってね、男衆かと思ったら」
そんなに見縊られても黙々と、所信の実行を示すだけであったが、芸術座と松竹会社との提携が成立したので、これからこそ島村氏の学者としての復活だと予想されたおり忽然として永眠されてしまった。座員、脚本部員、事務員と、島村氏のもとに統率された芸術座もその年の暮にはまず脚本部が絶縁し、芸術座は解散し、須磨子一座ということになってしまった。
オフィリヤで狂乱の唄をうたい、カチューシャでさすらいの唄から、一段と世間的に須磨子の名は広まった。行こうかもどろかオロラの下へ――という感傷的な声は市井の果から田舎人の訛声にまで唄われるようになった。そして最後にカルメンの悲しい唄声を残して彼女は逝った。流行唄はすぐさまこんなふうに悲しい彼女の身の上を唄った――
君に離れてわしゃ薔薇の花。濡れてくだけてしおしおと、ゆうべさびしい楽屋入、鬘衣裳も手につかず、
幕の下りると待ちかねて、すすり泣くぞえ舞台裏――
彼女の葬式はすべて抱月氏のにならっておこなわれた。