후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
井上侯がまだ聞太といった侍のころ深く相愛して、彼女の魂として井上氏の懐に預けておいた手鏡――青銅の――ために、井上氏は危く凶刃をまぬかれたこともあった。彼女は桂小五郎の幾松――木戸氏夫人となった――とともに、勤王党の京都女を代表する美人の幾人かのうちである。
歌人松の門三艸子も数奇な運命をもっていた。八十歳近く、半身不随になって、妹の陋屋でみまかった。その年まで、不思議と弟子をもっていて人に忘れられなかった女である。その経歴が芸妓となったり、妾となったりした仇者であったために、多くそうした仲間の、打解けやすい気易さから、花柳界から弟子が集った。彼女は顔の通りに手跡も美しかった。彼女の絶筆となったのはたつみやの襖のちらし書であろう。その辰巳屋のお雛さんも神田で生れて、吉原の引手茶屋桐佐の養女となり、日本橋区中洲の旗亭辰巳屋おひなとなり、豪極にきこえた時の顕官山田○○伯を掴み、一転竹柏園の女歌人となり、バイブルに親しむ聖徒となり、再転、川上貞奴の「女優養成所」の監督となって、劇術研究に渡米し、米国ボストンで客死したとき、財産の全部ともいうほどを、昔日の恋人に残した佳話の持主で、書残されない女である。