후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
誰に聞いても髪の毛は薄かったという事である。背柄は中位であったという。受け答えのよい人で話上手で、あったとも聞いた。話込んでくると頬に血がのぼってくる、それにしたがって話もはずむ。冷嘲な調子のおりがことに面白かったとかいう。礼儀ただしいので躯をこごめて坐っているが、退屈をすると鬢の毛の一、二本ほつれたのを手のさきで弄り、それを見詰めながらはなす。話に油がのってくると、間をへだてていたのが、いつの間にか対手の膝の方へ、真中にはさんだ火鉢をグイグイ押してくるほど一生懸命でもあったという。
半日に一枚の浴衣をしたてあげる内職をしたり、あるおりは荒物屋の店を出すとて、自ら買出しの荷物を背負い、ある宵は吉原の引手茶屋に手伝いにたのまれて、台所で御酒のおかんをしていたり、ある日は「御料理仕出し」の招牌をたのまれて千蔭流の筆を揮い、そうした家の女たちから頼まれる手紙の代筆をしながらも、
小説のことに従事し始めて一年にも近くなりぬ、いまだよに出したるものもなく、我が心ゆくものもなし、親はらからなどの、なれは決断の心うとく、跡のみかへり見ればぞかく月日ばかり重ぬるなれ、名人上手と呼ばるゝ人も初作より世にもてはやさるゝべきにはあるまじ、非難せられてこそそのあたひも定まるなれと、くれ/″\せめらる、おのれ思ふにはかなき戯作の