후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじびじんでん
新編 近代美人伝 (上)
長谷川 時雨
長谷川 時雨의 新編 近代美人伝 (上)(めいじびじんでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,076자 · 256화면
彼女が手伝って掃除すると、まめやかな男主は、手製のおしるこを彼女にと進めたりした。彼女はその日のことを記した末、
半井うしがもとを出しは四時ころ成りけん、白皚々たる雪中、りん/\たる寒気をおかして帰る。中々おもしろし、堀ばた通り九段の辺、吹かくる雪におもてむけがたくて頭巾の上に肩かけすつぽりとかぶりて、折ふし目斗さし出すもをかし、種々の感情胸にせまりて、雪の日といふ小説の一編あまばやの腹稿なる。
とある。恋に対して傲慢であった彼女にも、こうした夢幻境もあった。恋という感想に、
我はじめよりかの人に心をゆるしたることもなく、はた恋し床しなどと思ひつることかけてもなかりき。さればこそあまたたびの対面に人げなき折々はそのことゝもなく打かすめてものいひかけられしことも有しが、知らず顔につれなうのみもてなしつるなり。さるを今しもかう無き名など世にうたはれて初て処せくなりぬるなん口惜しとも口惜しかるべきは常なれど、心はあやしき物なりかし、この頃降りつゞく雨の夕べなどふと有し閑居のさま、しどけなき打とけたる姿などそこともなくおもかげに浮びて、彼の時はかくいひけり、この時はかう成りけん、さりし雪の日の参会の時手づから雑煮にて給はりし事、母様の土産にしたまへと、干魚の瓶漬送られしこと、我参る度々に嬉しげにもてなして帰らんといへ