일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんさいゆうき

新西遊記

久生 十蘭

久生 十蘭의 新西遊記(しんさいゆうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,654자 · 52화면

아오조라 문고

問いを発すると同時に、左足を高くあげて両手をひろげ、手を拍つ拍子に、力まかせに足踏みをするという荒々しいものである。

朝は教学、午後はダージリンへ下りて托鉢をし、夜は読経に費した。僧院の同学は智海を支那の仏僧だときめこみ、お経ばかり読んでいる気のきかないやつだと思うかして、当らず触らずの扱いをしていたが、時折、その連中が話していることを聞くと、西蔵の辺外諸部の国境に近いところにあるこうした僧院は、西蔵へ潜入する異邦人を監視する耳目なので、托鉢や説法に出たついでにそこここで情報を集め、毎日、駅伝でラッサへ報告を出す。必要があれば尾行もし、村民を煽動して抹殺してしまう暗殺者の役までやるらしい。この連中の度外れに殺伐なわけもこれでわかったが、こういう行届きかたでは、国境の町で、大掛りな入蔵準備を必要とする探検隊が失敗したのも、当然すぎることと思われた。

有向という耶蘇会士の「韃靼旅行雑写」はいろいろと有益な示唆を与えてくれた。北京で西蔵布教の命令を受けると、有向は蒙古のドロンノールへ行き、ラマ廟に四年、西蔵人の遊牧者の天幕に三年居て、ラマ僧の完全な肉体化をしたうえ、二百人以上の巡礼と話をして道関組織の綿密な研究をしている。