후리가나로 읽는 일본 고전
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しんていきららざか
新訂雲母阪
直木 三十五
直木 三十五의 新訂雲母阪(しんていきららざか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,792자 · 12화면
又来馬立廻った節には召捕えて」
という文句である。主人はすぐ馬を呼んだ。そして、馬を走らせつゝ、五両も金を与えた事をいま/\しく思った。
甚七は午餐を食べに茶店へ立寄った。馬上の主人は甚七が、徒歩でこの辺へまで来た頃と計っていたから、立場の前で馬を並足に一軒々々覗いてきた。甚七のいる茶店の前へきた時に、丁度甚七は、厠へ上っていた。
「こういう風の侍が通らなかったか。」
と子供に聞くと
「あの宿にいるよ。」
と子供が教えた。そして、其処を尋ねている内に、甚七は、何も知らないで通りすぎてしまった。
この辺の地理をよく知っている、そして又甚七にうまく一杯かゝったと信じている彼はそのまゝ馬を返して、抜け道へ探しに行った。その間に甚七は渡しを渡り、村を越えて、東海道を下って行った。
「図々しくも金五両をたばかり。」
という文句と共に、すぐ彦根へきた。そしてお俊と、左門の弟とが桑名へ立った。
甚七が江戸へつくと共に、厚情を感謝してきた手紙で、彼の居所はすぐ知れた。そして三人は江戸へ下ったが、着いた夜、お俊は二人の弟を出し抜いて甚七の所へきた。
「何うして?」
「貴下は何も御存じないと思いますが、実はこれ/\」