후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゃくしょこくばなし
新釈諸国噺
太宰 治의 新釈諸国噺(しんしゃくしょこくばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,562자 · 179화면
とまことに興覚めないやしい事まで口走り、いきな男は、それを相手にせず、からだを前後左右にゆすぶって小唄をうたい、鬚面の男は、声をひそめて天下国家の行末を憂い、また隅の小男は、大声でおのれの織物の腕前を誇り、他のやつは皆へたくそ也とののしり、また、頬被りして壁塗り踊りと称するへんてつも無い踊りを、誰も見ていないのに、いやに緊張して口をひきしめいつまでも呆れるほど永く踊りつづけている者もあり、また、さいぜんから襖によりかかって、顔面蒼白、眼を血走らせて一座を無言で睨み、近くに坐っている男たちを薄気味悪がらせて、やがて、すっくと立ち上ったので、すわ喧嘩と驚き制止しかかれば、男は、ううと呻いて廊下に走り出て庭先へ、げえと吐いた。酒の席は、昔も今も同じ事なり、しまいには、何が何やら、ただわあとなって、骨の無い動物の如く、互いに背負われるやら抱かれるやら、羽織を落し、扇子を忘れ、草履をはきちがえて、いや、めでたい、めでたい、とうわごとみたいに言いながらめいめいの家へ帰り、あとには亭主ひとり、大風の跡の荒野に伏せる狼の形で大鼾で寝て、女房は呆然と部屋のまんなかに坐り、とにかく後片附けは明日と定め、神棚の桝を見上げては、うれしさ胸にこみ上げ、それにつけても戸じまりは大事と立って、家中の戸をしめて念いりに錠をおろし、召使い