일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にちげつさま

日月様

坂口 安吾

坂口 安吾의 日月様(にちげつさま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,162자 · 23화면

아오조라 문고

朝食をとって、又、ひと眠りするのが習慣になっていた。

私は翌朝目がさめると、朝食の後、女を帰して、私だけ、もう一眠り、ねむった。ぐっすり眠った。その前日まで、仕事して、過労があったせいもあった。

目がさめると、もう午すぎだ。私は宿の人に頼んでおいたので、風呂がわいていた。風呂からあがって、酒をのんだ。この旅館は、まだ女中がおらず、主人夫婦だけ、子供もいないのである。

「どうも、王子君には、驚いた」

私は宿の主婦に話した。

「あの人の女装にも呆れたが、ゆうべの話しぶりが、どうも、私には解せなくてね、女がモモにホリモノをして、出来栄えが気に入らなくて、肉をえぐりとった、という。これが全然嘘っパチなんだが話しぶりの真剣さは、凄味があって、ちょッと、嘘なんてものじゃアなかったね。モモをえぐりとったという件は、女とねれば、忽ちバレることなんだし、どうも、あの人の気持が分らない。女は王子君を気違いだと云ったけれども、昨夜の一件をのぞいて、気違いらしいところは見当らないのでね。女と相愛の仲かと思えばそうらしくもなし、むしろ女に甜められきっているという風なんだね」

主婦は静かに、うなずいた。