일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんのこころ

日本のこころ

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 日本のこころ(にほんのこころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,988자 · 16화면

아오조라 문고

我が国の科学は、もう世界の水準に達したとか、潜水艦は世界第一だとか威張っていたのもその一つのあらわれであろう。そういう西洋の物質文明をすぐ真似得たことを、民族の優秀性を示すものと思いこんでいた。しかしそういうことは、子供が父親の煙草を失敬して、得意そうにふかしているのと、あまりちがわないことである。ということが、この頃になって、やっと分って来た。

こういうことを書くと、たかが街の労働者の一言を種にして、ずいぶん大袈裟なことをいうと思われるかもしれない。それで今一つ似たような例を挙げておこう。それは現在ハーバート大学で、極東美術の主任教授をしている、エリセーフ氏の話である。

エリセーフ氏は、生まれはロシア人であるが、若い時に日本へ来て、主な教育は東京で受けた人である。それも東大の文学部に入り、国文学を専攻、卒業論文には「芭蕉の研究」というのを書いたのだから、少し念が入っている。漱石の御弟子の一人であって、とくに小宮(豊隆)さんや、森田(たま)さんなどと、親しくしていたそうである。私も二十年前に、巴里でエリセーフ氏に大分厄介になったことがある。二、三回目に会った時に、友人の数学者の岡潔君を紹介したら、「オカさんは、コウですか、キュウですか」