후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんのでんせつ
日本の伝説
柳田 国男
柳田 国男의 日本の伝説(にほんのでんせつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,931자 · 207화면
ます。その中で早くから知られていたのは、摂津の昆陽池の片目鮒で、これは行基菩薩という奈良朝時代の名僧と関係があり、話は少しばかり弘法大師の杖立て清水に似ています。行基が行脚をしてこの池のほとりを通った時に死にかかっている汚い病人が路に寝ていて、魚を食べさせてくれといいました。かわいそうだと思って、長洲の浜に出て魚を買い求め、僧ではあるが病人の為だから自分で料理をして勧めますと、先に食べて見せてくれというので、それを我慢をして少し食べて見せました。そうしているうちにその汚い乞食は薬師如来の姿を現し、私は上人の行いを試して見る為に、仮に病人になってここに寝ていたのだといって、有馬の山の方へ、金色の光を放って飛び去ったということであります。行基はその不思議にびっくりして、残りの魚の肉を昆陽池に放して見ると、その一切れずつが皆生きかえって、今の片目の鮒になった。それで後にはこの池の魚を神に祀って、行波明神と名づけて拝んでいるというのでありました。あんまり事実らしくない話ではありますが、土地の人たちは永くこれを信じて、網を下さず、また釣り糸を垂れず、この魚を食べる者はわるい病になるといっておそれていたそうであります。