후리가나로 읽는 일본 고전
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うつりが
日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江
近松 秋江
近松 秋江의 日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江(うつりが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,306자 · 300화면
五年前から自分と逢っていた場合の記憶をあの時はこうとさまざま思い浮べて見ると、それが何もかもみんな腹にもないことをただ巧んでしたりいったりしていたとばかりはどうしても思えない。……私はじっとひとり考え沈んでいた。
九
若奴も傍から折々思い直したように口を入れて、
「お園さんも三野村さんのところへよう行かはりましたなあ」
というと、女主人はうなずいて、
「ふむ、よう通うて行てたあ」
といって話すところによると、彼らが馴染みはじめの時分男は二、三人の若い画家と一緒に知恩院の内のある寺院に間借りをして、そこで文展に出品する絵などを描いていた。仲間の中でも彼がひとり落伍者でついに一度も文展に入選しなかったが、お園は昼間体のあいている時間を都合し始終そこへ遊びに行っていた。そして画師が画枠に向っている傍について墨を摺ったり絵の具を溶かしたりした。
女あるじは笑っていっていた。
「三野村さんあなた、勉強をおしやすのにそないに女を傍に置いたりしてよう絵が描けますなあいうて私がきくと、そなことない、お園が傍についておってくれんと絵が描けんおいいやすのどす。……そうどすか、わたしまた何ぼ好きな女かて傍についていられたりしたら気が散って描けんやろ思われるのに、そんなこというてはりました」