일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

うつりが

日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江

近松 秋江

近松 秋江의 日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江(うつりが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,306자 · 300화면

아오조라 문고

「うむ、もう出る」

それで私は柳沢の家を出て戻った。

その翌日であった、この間お宮に会って話しておいたことをどう考えているか、もう一度よく訊いて見るつもりで、こんどは本当にお宮の手紙を懐中にして蠣殻町に出かけていった。

先だって中からよくお宮の家から一軒おいた隣家の洋食屋の二階に上ってお客を呼んでいたので、今日もそこにいってよくお宮の思案を訊こうと思って何の気もなく入口のカーテンを頭で分けながら入っていった。

「いらっしゃい!」と、いう声をききながら、土間からすぐ二階にかけた階段を上ろうとして、ふと上り口に脱ぎすてた男女の下駄に気がつくと、幅の広い、よく柾の通った男の下駄はどうも柳沢の下駄に違いない。

私は、はっと度胸を突いて、「柳沢は昨日鎌倉に行ったはずだが」と思いながらなお女下駄をよく見るとそれも紫の鼻緒に見覚えのあるお宮の下駄らしい。ちょうど女の歩きつきの形のままに脱いだ跡が可愛らしく嬌態をしている。それを見ると私はたちまち何ともいえない嫉妬を感じた。そうしてややしばらく痛い腫物に触るような快い心持ちで男と女の二足の下駄をじっと見つめていた。