후리가나로 읽는 일본 고전
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うつりが
日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江
近松 秋江
近松 秋江의 日本の文学 8 田山花袋 岩野泡鳴 近松秋江(うつりが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,306자 · 300화면
の老女もいる気配はせず、上の、女のいた二階――自分もそこに一カ月ばかり女と一つの部屋にいた――は戸が締って火光も洩れていない。
「まあ、しかし、それは明日になってからでもよい」
そう思いながら、なるたけそこに近いところに宿を取りたい、しばらくの間でも好きな女と一緒にいた、懐かしい場所から遠く離れたくない気がして、そこから少し東山よりの方へ上っていったところにある、とある旅館にいって泊ることにした。それというのも、その旅館へはその女とも一緒によく泊りにいったことのある馴染みふかい家であったからだ。そのあたりは、そんな種類の女の住んでいる祇園町に近いところで、三条の木屋町でなければ下河原といわれて、祇園町の女の出場所になっている洒落れた土地であった。それは東山の麓に近い高みになっていて、閑雅な京都の中でも取り分けて閑寂なので人に悦ばれるところであった。
三
その前の年の冬に東京から久しぶりに女に逢いにいった時にも、やはりその家へ泊ったが、私はその時分のことを忘れることが出来ない。急に会って話したいことがあるから来てもらいたいという手紙を、女からよこしたので、一月の中ごろであった、私は夜の汽車で立っていった。